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Greeting教授挨拶

  • この度、2017年9月1日付けで、熊本大学大学院生命科学研究部 脳神経外科学分野 教授に就任いたしました。
    熊本大学の脳神経外科講座が設立されたのは、私が生まれる少し前の1969年であり、以後およそ49年間という、国内でも有数の長い歴史を持つ教室であります。 これまで、初代の松角康彦教授、第二代の生塩之敬教授、第三代の倉津純一教授が中心となって率いてこられ、私が第四代目となります。
    このように多くの卓越したリーダーや同門の先生方が築きあげられました伝統ある教室の責任者となりまして、まさに身が引き締まる思いでおります。 微力ながら益々の教室や脳神経外科学の発展のため、教室の伝統を受け継ぎつつ、誠心誠意努力して参りたいと思います。

    私の生まれは東京ですが、母の郷里は九州の内陸の小さな町であることから、幼少時よりこの地を訪れる機会が度々ありました。
    そのようにして長い間、第二の故郷として思い続けておりました九州地方の多くの皆様のために、このように貢献できる機会を得られましたことを、大変に嬉しく思っております。 こちらに来ていつも思いますことは、多くの人々の温かい心遣いと、皆で力を合わせて何かを成し遂げようという団結力です。 実際に、当教室は、大学と多くの県内外の病院が非常に良いネットワークのもと協調し、患者さんに最高の医療をお届けしようという機運に満ち溢れていると感じております。
    今後とも、医局員や大学内外の方々と力を合わせて、これまでの連携を維持しつつ、大学病院としては、より最先端の医療を開拓し、治療困難な病気の治療法を見いだすなどの役割を果たしつつ、さらに多くの方々の健康に寄与できるような大きな仕事を成し遂げることを目標にしていきたいと思っております。

    昨年は、熊本地震という大きな災害に見舞われまして多くの被害をうけ、いまでも沢山の方々が大変な思いをしているさなかと存じます。
    微力ながら、まずは地域に貢献することを第一歩として、そこから大きく世界にも目をむけた仕事を展開していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

  • 教授 武笠晃丈